お酒と免疫力の関係

~過度な飲酒は免疫力を低下させる?~

酒は百薬の長と言われるように、適量のアルコールを飲むことは、体も温まり、心地よく眠りにつけるなど、健康のためにもいい効果をもたらします。

お酒に含まれるアルコールは有害なので、それを体内に取り込むと、体は尿の量を増やして排出しようとします。このとき副交感神経が働くため、心身がリラックスして免疫力が上がるのです。お酒に酔うことで、気持ちがやわらいで、人付き合いを円滑にしたり、ストレスを発散したりという効果が期待されます。

ただし、これはあくまでも適量を飲んでいればの話。過度な飲酒は、免疫力を低下させ、体にも毒になってしまうのです。お酒を飲んで免疫力が上がるのは、飲み始めて1〜2時間の間です。それを超えて飲み続けていると、今度は交感神経が刺激され、緊張状態が続いて、逆に免疫力が落ちが落ちてしまいます。さらには、アルコールによって肝臓の動きが妨げられたり、成長ホルモンの分泌が抑制されたりして、体にダメージを与えることもあるのです。

お酒を飲むときには、自分の適量を把握した上で、その量を守り、最低でも週に2回は休肝日を設けるなど、体に負担のかからないようにしましょう。