ストレス太りを防ぐ! ー食欲をコントロールするホルモン「レプチン」ー
食欲を影で操る「レプチン」を知って、食欲をうまく
コントロールしましょう!
➀レプチンの働き
レプチンは、脂肪組織でつくられるホルモンで、脳の視床下部に満腹を知らせる
サインを送って食べ過ぎを防ぎます。また、交感神経を活性化させて脂肪を燃やし、エネルギーの消費を促すことで肥満を抑制する作用があります。
②レプチンを活性化する方法
・よく噛んでゆっくり食べる
満腹感を感じ始めるのは、食事開始から約20分後。
レプチンが満腹中枢に作用する前に、食事を終えてしまうような「早食い」は肥満のもと。よく噛んでゆっくりと食事をとることが重要です。
・体脂肪を減らす
体脂肪を減らすとレプチンは活性化します。徐々に食事量を正しい量まで減らしていき、体脂肪を減らすことでダイエット効果が得られます。
・睡眠をしっかりとる
睡眠時間が短いと、レプチンの分泌量が減ってしまうことが様々な研究で明らかになっています。そればかりか、「グレリン」という空腹を感じるホルモンが増えてしまい、太りやすいカラダに近づいてしまうので要注意。十分に睡眠をとって痩せやすい体質を目指しましょう。
・高脂肪の食事はほどほどに
ファストフードや揚げものなど、脂質が多い食事ばかりをとると、レプチンの満腹サインを感じにくくなってしまいます。痩せやすい体質づくりは、バランスの良い食事をとることからはじまります。
・肥満
体脂肪が増えていくと、レプチンの分泌量が相対的に少なくなるだけでなく、レプチンの働きも悪くなることが分かっています。レプチンの働きが悪くなると、満腹中枢がうまく働かず、満腹感を感じにくくなります。その結果、食欲が収まらずに食べ過ぎてしまい、さらに太りやすくなるという悪循環になります。