「経済財政運営と改革の基本方針２０２３　加速する新しい資本主義　～未来への投資の拡大と構造的賃上げの実現～」

―経済財政運営と改革の基本方針2023―　

加速する新しい資本主義

～未来への投資の拡大と構造的賃上げの実現～　

2023年６月16日、「経済財政運営と改革の基本方針2023　加速する新しい資本主義　

～未来への投資の拡大と構造的賃上げの実現～」が閣議決定されました。

第２章　新しい資本主義の加速

１．三位一体の労働市場改革による構造的賃上げの実現と「人への投資」の強化、分厚い中間層の形成の中の、（多様な働き方の推進）内にて、

人手不足への対応として、多様な人材がその能力を最大限に生かして働くことができるよう、多様な働き方を効果的に支える雇用のセーフティネットを構築するとともに、個々のニーズに基づいて多様な働き方を選択でき、活躍できる環境を整備する。

と明記されています。

具体的には、

➀週所定労働時間20時間未満の労働者に対する雇用保険の適用拡大を検討、2028年度までを目途に実施する

②時間や場所を有効に活用できる良質なテレワークの推進

③ビジネスケアラーの増大等を踏まえた介護と仕事の両立支援を推進

④勤務間インターバル制度の導入促進、メンタルヘルス対策の強化等の働き方改革の進める

⑤副業、兼業の促進、選択的週休３日制度の普及

⑥フリーランスが安心して働くことができる環境を整備するため、フリーランス・事業者間取引適正化等法4 の十分な周知・啓発、同法の執行体制や相談体制の充実等に取り組む。

などの施策が盛り込まれています。

Carers with meとして注目したいのが③の「ビジネスケアラーの増大等を踏まえた介護と仕事の両立支援を推進」の部分です。

介護と仕事の両立、これはビジネスケアラーを雇用する企業、政府、自治体や地域など

様々な分野からの支援が必要です。

WHOの定める「健康」＝「肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態」

で介護と仕事の両立ができる社会の実現を願います。

Carers with meとして管理栄養士として、ケアラーの皆さんの「食」からの健康づくりについて、引き続きサポートしてまいります。

【記事のネタ元】内閣府ホームページ